~海軍軍人さん紹介(野元為輝)~

旧海軍に野元為輝(以下野元艦長)という軍人さんがいます。

野元艦長は正規空母・瑞鶴艦長として第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦に

従軍しました。

第二次ソロモン海戦では第一航空戦隊(空母・翔鶴、瑞鶴、龍驤は別働)で攻撃隊発艦後、

艦上爆撃機9機が帰路、敵影らしきもの(結局誤認)を認めて攻撃向かったものの、空振りに終わり帰還に向かうも燃料切れの可能性がありました。

先に帰還した搭乗員からそれを聞いた野元艦長は直ちに瑞鶴を単艦南下し攻撃隊を迎えに行きました。結果、6機(異説あり)が燃料切れ寸前で着艦出来て3機の搭乗員は駆逐艦に救助されました。


 正規空母を危険に晒してまで(敵攻撃機が来た場合は最悪撃沈されたかも)味方攻撃機を

救ったのは正しいのか?マネジメントとして難しい判断ですね。

9機18名の搭乗員の命と瑞鶴乗員1500名以上の命を天秤に掛ける訳です。

艦長として部下の救わんとした決断は結果として実りました。


0コメント

  • 1000 / 1000