~米軍恐るべし~

第二次大戦において米軍は恐るべき物量で連合国軍を勝利に導きました。

艦艇の建造数も桁違いで、艦艇の質は日本が上だとかいう方もいますが

米軍は正面装備(艦艇や航空機)だけではなく、後方支援能力も

ずば抜けていました。

下の画像は戦艦・アイオアが浮きドックにて整備中のものです。

この浮きドックは「ABSD」と呼ばれます。直訳すると・・・

「前進基地用可分割式ドック」・・・何やらよう分からんですな。

実はこの浮きドック台船が10個に分割されており、全長が約78メートル、幅が約28メートルあります。これを連結すると全長が約280メートル、幅が約78メートルの浮きドックになる訳です。ドックが完成後はバラストタンクに注水して喫水を下げて船を入れて排水。

浮きドックになる訳です。簡単な修理は前線で行うという米軍の合理的な発想ですな。


 日本海軍ではこのような浮きドックを作る技術も予算もないので、修理する際は本土まで回航して修理するしかなく短期間で前線に復帰は無理でした。

正面装備で劣り、後方支援能力にも劣る日本が戦争に勝てるわけがないですね。

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