~株主優待制度について~
ツイッターで株主優待制度についての記事がありましたので実際に利用している立場側からの視点で・・・。
株式投資を行う上では株主優待制度が良いのか?悪いのか??
個人的な意見として受け取って下さいな。
~~~結論~~~からww
「良くありません」
株式投資において株主優待制度が「良くない」と思う点は(重ねて個人的な意見です)。
①本来、企業は資産を有効活用して設備投資などを行い、業績を拡大して企業価値を拡大することにより株主価値を最大化するのが本筋なので、企業が株主優待制度にお金を割くことは株主価値の最大化を損ねる(可能性がある)。
②株主優待制度は株式保有数が少ない株主が有利な面があるので株主に対して公平性が
保てない(配当であれば公平に分配される)。
③株主優待制度のために投資マインドが歪められて投資が上手く行えない可能性がある。
業績悪化により減益、大きな含み損が出ても、制度があるため損切りを躊躇したり、本来企業価値を見極めて投資を行うところを株主優待制度を取得する目的で投資を行うのは合理性がない。
④株主優待制度の費用が掛かり過ぎて業績に影響を及ぼす可能性がある(昨今の株主優待制度の廃止が発生しています)。株主優待制度の費用は企業の経費ですので究極的には株主が自分のお金を使っているのと同じ事です。
逆に株主優待制度が「良い」と思う点は(重ねこちらも個人的な意見です)。
①株主数が増えて安定株主が増える(可能性がある)。
②株主優待制度をきっかけに自社製品を利用してもらい良さを知ってもらえる。
どんなに良い製品でも利用してもらえなければ売れません。
③株主優待制度があるため、含み損を抱えても持ち続ける事が出来る事がある(「良くない」の③に反しますが投資は短期で成績が出ませんので株主優待制度を利用しつつ業績回復を待つ事が出来る事もあります。戻らない場合もありますが)。
④株主優待制度が投資のきっかけになることがある(これはうちがそうでした)。
株主優待制度の内容を見て企業を調べる事もあります。制度の是非はともかく始めるきっかけは必要かと。
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総論として
株主優待制度は「オマケ」程度に思っておけば良いです。過度に期待を持つものでもないですし、優待券で牛丼をタダで食べられてラッキーとかささやかな楽しみがあっても良いかと。ただし、「良くない」の④でも述べましたが、うちも株主優待制度がある事で株価が半値になって長期塩漬けの経験があります。これは投資の失敗を認める機会を奪っているんで良くないですね。
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